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カルガモblog

  • #利用した先輩からの過去質問

将来「薬局経営をしたい」「薬剤師以外の仕事もしていきたい」

2021.06.18

ここ最近の就活相談で多いのは、「経営がしたい」「独立したい」「薬剤師以外の仕事をしたい」という相談です。やる気や好奇心、成長意欲があり良いことですね。

ただ、ここにプラスして初年度の年収を求めているケースが多い。そして、様々な条件が付随してくるので、全てが揃うのはなかなか難しい。では、どうやって求めているような会社を探せばいいのかですね。給料のことは置いといて。

パターンはいくつかあります。大きく3パターンで考えましょう。

1.大手調剤に入ってしっかりと社会人の基礎、薬局の基礎を築く

2.中小薬局で薬局運営を早く任せてくれる会社でガンガン働く

3.何も考えずに自分が気に入った薬局に就職して地道に働く

考えなくても当たり前のように3パターンで考えればいいです。要は、どの道を選択しても自分が「こうなりたい」「こんな風にやっていきたい」という思いが強ければ、自然とその道に進むってことです。ただ、「早く覚えたい」「早く関わりたい」という気持ちがあれば、2のパターンがいいかもしれないですね。

大手薬局チェーンでは、フォーマット化された薬局内のシステムで仕事を覚えていくために、それをどう自分にアレンジしていくかが課題になりますね。
中小では、薬局そのものがフォーマット化されていないことが多いので、地域に合わせた薬局、管理者が作った仕組みの薬局で働くので、同じ会社でも配属された薬局によって様々なパターンを知ることができると思います。
どっちが良い悪いはありません。

独立するにも、会社の上層部になるためにも必要なことは、「マネジメント力」になります。薬局のマネジメントというと、シフト管理やエリアマネージャー(ラウンダー)的な要素が強く、これができるから管理ができるという勘違いをしてしまうことと、管理薬剤師という立場を管理者と勘違いしてしまうことがあります。あと、管理薬剤師って、登録上に必要な管理薬剤師が多いということを理解する必要があります。この管理薬剤師は、保険薬局の調剤室内での薬のことにおける管理者であり、数値、人材等の管理者でない管理薬剤師を多く見かけます。


・人的管理:シフトはもちろんのこと、人材育成、評価・考課など
・数値管理:売上、利益、在庫などの数値を見る力
・環境管理:風紀、風土、衛星など薬局全般を見る力


ザクっとした内容ではありますが、簡単に表現するとこんなところを少なくともできる人材にならなくてはなりません。
薬局を運営すること、会社を経営する能力をどのようにつけていくかは人それぞれです。
自分が気に入った会社に入り、マネジメントができるようになれば独立が早く実現するかもしれませんね。何社も経験することよりも、1社または数社経験で長く同じ会社で力をつけた方が力にはなると思います。何にしても人間関係の構築ができる人材になることが必要ですね。

あとは就活する時は、自分軸を持っておくことです。ブレないことです。
就活中は、いろんな情報が入ってきて結局お金(年収)の条件だけで決めてしまう人も多く見受けられます。着地点がここで落ち着いくようだったら最初からお金(年収)で考えることです。
「異動がある会社は嫌」「初任給が安い会社は嫌」「休日が少ない会社は嫌」と何でも嫌と言っていたら、将来薬局運営をしたいという気持ちと相反することになりますからね。言ったらダメだということではなく、就職先に求めることへの軸を大切にということです。

早い段階で、薬局運営など様々なことが学べて力をつけられる会社については、別の投稿で・・・。