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薬学生のための就活エージェント

カルガモblog

  • #エージェントのホンネ

エージェントの担当者により就職先が変わる!?

2021.05.29

薬局希望でエージェントに登録して就活すると、きっとあなたに合う求人案件を複数出してくれるはずです。しかし、それがあなたに合うかどうかはわからずに、進めやすい求人案件を出してくれる場合もあれば、しっかりとあなたに合う求人案件を出してくれる場合もあります。

あなたに付いてくれた担当により求人案件が決まってくる可能性が高いです。本当にあなたのことを親身に考えてくれるかどうかです。そもそも、あなたがなんとなくいい求人があればいいかなぁくらいだったらどんな求人を出してもらってもいいのですが、そうでなかった場合は悲劇です。
このようなことを感じるのは、私と別の担当だったり、他の紹介会社では出す求人が違う場合が多々あるということです。これは「あるある」です。

相手(求職者・薬学生)がどうであれ、給料が高い案件を希望していたら「○○薬局」をとりあえず出してみるという担当者がいます。もちろんその紹介先があなたにハマればいいのですが、給料だけでお勧めできない会社の風土やビジョン、体制であってもそんなことはお構いなしに提案してくる場合があります。
私の場合は、私から見た目線で、紹介する会社の風土やビジョン、体制などを知っている限りの事をお伝えし、納得いただいてから本格的な紹介に入るようにしています。お互いがハッピーにならないと良くないですからね。

薬学生も薬剤師も、エージェントを信じきっていることはないと思いますが、雰囲気がよく親身になってくれそうな担当だったら、出してもらった求人内容など担当者が話しをしたことを信じるかもしれませんよね。

悪気がなくても経験が浅い担当者だったら、上記のような求人提案をしてくる可能性は十分にあります。まぁ言ってしまうと担当者は売上重視でありますからね。売上をあげることが仕事。
言い方が悪くなりますが、決定してなんぼのもんですね。このような点から別の投稿で書いているように、大学の就職課やキャリアセンターの方はエージェントを使わないように指導をしています。

エージェントの担当者により違う案件を紹介するパターン例

・在宅をしっかりとやっている薬局を探して欲しいというケース

・高年収、高給与のドラッグストアを紹介して欲しいというケース

・地域で安定していて安心して仕事ができる薬局を探して欲しいというケース


この3つは特に担当者により出してくる案件が変わってきます。
「在宅をしっかり」という意味が人により捉え方が違うケースがあります。在宅で患者様にどのような対応をしていきたいのか?という点において会社(薬局)が目指している方向が違ってくると業務内容も大きく変わってきます。あなたがしっかりと在宅に対する希望を伝えないと、入社してから「あれ?」と思ってしまうケースが多々あります。見学に行けば見えてきますが・・・。

「高年収や高給与」と言っても、新卒で入社する時点では大手ドラッグストア以外であれば、給与に大きな差は無いため、将来どのような生活がしたいのか、奨学金返済をどうしたいのか、などを担当者に理解してもらって求人を探してもらうようにしなければなりません。見た目の給料だけで提示されてしまうと最初だけ良い思いをして3年目くらい経った時に「あれ?」って思ってしまうことになるかもしれません。ドラッグストアを紹介してもらう場合は、本当に給料だけで就職先を探すのであれば給料の高い会社を紹介してもらえばいいのですが、「本配属の時点で一人薬剤師」「どこのエリアの配属になるか判らない」「会社の方向性と自分の考えが合っているかどうか」をしっかりと担当者に教えてもらって選ばないととんでもない結果を招く可能性があります。

「地域で安定」というのはすごく曖昧な表現になります。薬局は今のところは経営状態が悪化して倒産という会社はさほど見かけません。それを考えれば経営は安定しています。ただし、今後期待が持てない薬局も中にはあるかもしれません。M&Aで会社がなくなる可能性があったり、薬局を手放してしまう可能性があったりなどの不安要素があったりします。それを見極めてもらうことがエージェントの役割です。よって、そのような点からしっかりと提案をどれだけしてくれるかがエージェントの仕事です。これができないとあなたにとって本当に希望通りの求人案件を出してくれない可能性が高くなります。

上記のような点にて、どれだけ親身になって就活面談をして、あなたに対して本音で対応をしてくれるかで担当者の力量がわかります。


そんなことを言っている私が何者か判らないですから1番怪しいかも?ですが。。。