株式会社アシアトクリエイション

薬学生のための就活エージェント

カルガモblog

かるがもアニキの薬学生就活相談しません課!?

2021.10.01

私は、薬学生の就活相談にて様々な悩みを聴き、エージェントとして入社するまで一緒に就活をしています。そんな中で気になることや、就活のアドバイスをこのブログを通して、少しでも役に立ててもらえたらなぁと思って開設しています。今更ながらですのブログ開設で恥ずかしいですが・・・
楽しく就職活動をしていきましょう!

薬学生のみんなは、いつから就活すればいいか悩んでいる?

薬学部5年生になる4月頃、または4年生の3月頃から就活に対する意識が出始める人が多くいます。意識を持ち始めることは早いのはいいことですが、気持ちが先走って就活イベントに早くから行かなければならないと思って闇雲に就活するのは私としては、ちょっと早いんじゃないかなぁと思っています。「就職活動は早ければ早い方が良い」という、エージェントやキャリアカウンセラー、求人情報就活サイトに関わっている方々などが多いのですが、あまり早すぎてもどうかなぁ・・・って。

ただし、就職先の希望業種によって早くするかどうか判断をしてもいいかもですね。
メーカー、治験などの薬学部の皆さんがいう「企業」希望であれば、早めに就活をした方が良いかもしれません。

調剤薬局、ドラッグストアに就職を希望している人は、早く動かなくても良いかなぁと思います。
ただし、「就職先をどのように見つけるかを考える」「インターンシップに参加した方が良い場合」「実習の影響を受ける場合」「薬局(調剤・ドラッグ)の大手チェーンで勤務地にこだわっている場合」などは早く動いた方が良い場合もあります。

まずは、早く動くことに悩むより、本当に自分は将来どのようにして社会人生活を送りたいのかを見つけた方が良いですね。本音でどうしたいのか?ですね。医療人としての薬剤師になるのか、ビジネス社会で活躍する薬剤師になるのかなど、自分がどんな薬剤師、社会人になりたいかを探る時間は早い方がいいですね。ここが決まらなければ、闇雲に就活イベントに参加しても周りの雰囲気に流されるだけになり、なんとなく就活してる感じになり、なんとなく内定をもらうだけの就活に終わってしまうと思います。


薬学生就活相談トップ5

  • 就活って何から始めればいいですか?
  • 就活っていつから始めればいいですか?
  • インターンシップって参加した方がいいですか?
  • 自己分析ってどうすればいいですか?
  • 中小の調剤・ドラッグストアってどうですか?

就活で大切なこと

「自分の周りの動きや考えに流されないこと」かなぁ。。。
大切なのは、「就職って自分のこと」だということ。今一緒にいる仲間や友達は、同じ人生を歩むことはほぼないので、「友達が動いているから私も動かなければ」ということを思わないことですね。もちろん焦りますし、みんなが動いているから一緒に活動をした方が良いということはあります。ただ、その友達がどんな就職先を探しているのか、どんなキャリアを積みたいのかは本音で友達には話をしないと思います。すごく親密でお互いが尊敬、尊重、信頼しあっている友達であれば就活のヒントや動きを伝え合いながら動くことは必要ですし、情報を共有することは必要です。ただ流されないようにすることですね。そして親のための就職をしないことです。もちろん、親が高い学費を出してくれたり、これまで育ててくれた恩を感じて就活することは大切です。ただ、親が「大手に就職して欲しい」「病院に就職して欲しい」と思っているからという理由で進路を決めるのは違うと思います。自分がどうしたいかです。あと、大学の研究室の雰囲気に流されないことです。
とにかく周りの環境に流されないことです。自分、私らしさを忘れないことです。これが自己分析です。

大手調剤薬局チェーンについて

公平な立場からお伝えすると、大手だろうが中小だろうが良い点、悪い点はそれぞれにあります。良い悪いというよりは、人により合う合わないはあるでしょうね。「あなたが薬剤師として社会人としてどう成長したいか?」で、あなたにとって大手薬局チェーンが良いか悪いかが決まってくると思います。

薬学生が好む大手って、中小と何が違うの?(会員限定)https://ashiato.co.jp/yakuzaishi/2021/05/26/pha-1

アインファーマシーズ、日本調剤、クラフト、クオール、総合メディカル、日本メディカルシステムネットワーク(なの花薬局)、アイセイなどなどが大手になりますね。就活し始めると大手の社名は嫌でも知ることになりますし、このブログを見ている皆さんは当たり前のように知っているでしょう。


「調剤薬局ってどこも同じだから、大手なら安心して長く勤められる」と思って、見える範囲の会社の雰囲気や人事担当者の雰囲気だけで決めてしまう薬学生を多く見かけますが、それぞれの会社の考え方の違い、方向性の違いなどを知って自分に合うか見極めましょう!

ドラッグストアってどうですか?

ドラッグストアこそしっかりと見極めることが大切です。良い悪いではなく、大手調剤と同じように自分に合っているかどうかです。企業規模が大きいこと、業態は一般小売業なので、薬剤師として働くことだけでなく、小売業界の薬剤師としてどのように働いていきたいのか?ということを考えた方が良いですね。

ドラッグストアは、ウエルシア、マツモトキヨシ、ココカラファイン、サンドラッグ、スギ、イオンなど大手ばかりですよね。イオンはドラッグストアというよりスーパーですし、世界規模の会社です。

大きな企業規模の中でどんな社会人人生を送りたいのかをよくよく考えた方が良いと思います。
私は、ドラッグストアで働く薬剤師の仕事は無限大だと思っているのですが、会社が大きすぎるからなぁ・・・、組織が大きいと薬剤師の影響力がどこまで届くかなぁ、と思ってしまいます。
大きいからこそ資金力や行動力は、中小や調剤大手より遥かにあります。キャリア選択の幅が広くなります。本気でドラッグを考えるなら、しっかりと将来を見据えて就職をして欲しいですね。給料が高いからドラッグストアの就職すると言う考えは、私は賛成しません。お金以外の魅力を見つけてドラッグに就職してもらいたいと思います。

余談ですが、私は客として好きなのはサンドラッグです。買い回りがしやすいし、表示(ポップなど含め)も見やすいこと、OTC販売をしている薬剤師は、薬を探して立ち止まっている私に自然な感じで声をかけてくれるのでサンドラッグばかりいきます。これが客のホンネかもしれませんね。調剤だけではなくOTCもできる薬剤師像というのはこんなところにあるのかもしれませんね。

病院就活の難しさ

病院に就職したいと思っている薬学生はまだまだ多いと感じてます。ただ、給料や休みのを見て、病院への就職を諦めてしまう人を多く見かけます。それと、最初は病院で勉強をしてから調剤やドラッグに転職すれば良いと考えている人が多い。本当にそれで良いですか?

病床数、ベッドサイドに行ける、薬の勉強ができる、せっかく資格を取るし、親の手前、などで病院にいきたいって思っている人が多いように感じます。もう少し掘り下げて病院がいいか考えましょうね。

「病院は給料が安い」と思っている人が多いですが、本当にそうかなぁ・・・と思ってしまいます。初任給を比較すると給与設定が低いかもしれませんが、数年後の年収を考えるとそうでもないのでは?と思います。

病院の就活の難しさは、大学の指導では「併願受験ができない」という点です。私はこの制度がおかしいと思っています。こんなことを言うとご批判を受けるかもしれませんが、「職業選択の自由」のはずなのに、「希望の病院を受験して、その受験した病院から内定をもらえたらその病院に決める(承諾する)」という一つずつ受けていくというのはなんだか理解できないです。まぁ、昔ながらの大学推薦、教授推薦みたいな名残が残っているんでしょうね。仕方がないとしても、一本に絞って動かなければならないので、非常に動きずらいですよね。
そして、病院での薬剤師の仕事や雰囲気含めてわかりにくい、知ることがなかなかできないという点が難しいと思います。「どこの病院がオススメですか?」という質問が多いのですが、人によりけりですからね。悪いと噂される病院だって、気持ちよく働いている薬剤師がたくさんいますからね。人それぞれに合う合わないがあるんですよ。もちろんひどすぎる環境のケースもあります。大量退職が一気に行われるというケースの病院の話を聞きますからね。それは要注意かも!?

病院就活は難しいですが、あなたの軸がしっかりしていれば間違いの無い就職先が見つかりますよ。そのためには自分を知ることですね!自己分析!

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